FTMOルール完全解説|ドローダウン・一貫性ルール・禁止事項を網羅

「FTMOのルールが複雑でよくわからない」

チャレンジに挑戦する前にこう感じる方は多いです。実際、FTMOはフェーズによってルールが異なり、チャレンジ中と合格後で適用される制限がまるで変わります。ここを正確に理解していないまま挑戦するトレーダーが失格する、最も多いパターンがこれです。

この記事では、チャレンジ(フェーズ1)→検証(フェーズ2)→FTMOトレーダー(合格後)の3段階に分けて、すべてのルールを正確に解説します。

▶ FTMOのルールを確認してチャレンジへ FTMOの公式サイトへ

FTMOの全体像・プラン・スケーリングについては先にこちらをご覧ください。 → FTMO完全ガイド

ルール一覧:フェーズ別早見表

まず全体を俯瞰できる表を確認してください。

ルールフェーズ1(チャレンジ)フェーズ2(検証)FTMOトレーダー(合格後)
利益目標10%5%なし
最低取引日数4日4日なし
日次最大損失-5%-5%-5%
全体最大損失-10%-10%-10%
時間制限なしなしなし
指標前後トレードOKOK禁止(±2分)
週末持ち越しOKOK禁止
ロールオーバー2時間超OKOK禁止

※スイング口座(レバレッジ30倍)を選択した場合、合格後の指標・週末・ロールオーバー制限はすべて免除されます。

合格条件のルール

利益目標

フェーズ1では初期資金の10%、フェーズ2では初期資金の5%の利益達成が必要です。

$100,000口座を例にすると:

  • フェーズ1:$110,000以上に到達すれば合格
  • フェーズ2:$105,000以上に到達すれば合格

合格後(FTMOトレーダー)になると利益目標はなくなり、ドローダウンルールを守りながら自由にトレードできます。

最低取引日数

フェーズ1・フェーズ2ともに最低4日間のトレードが必要です。1〜3日で利益目標を達成しても合格になりません。4日以上、異なる日にまたがってトレードすることが条件です。

時間制限

なし。利益目標達成まで何日かけてもOKです。かつては30日・60日の期限がありましたが、現在は撤廃されています。焦りは禁物です。

失格条件のルール

日次最大損失(-5%)

その日の取引開始時点の残高から5%を超えた損失が出た瞬間に即失格です。

重要なポイントが2つあります。

①基準は「その日の開始残高」 前日に利益が出て残高が増えていれば、その増えた残高の5%が当日の許容損失額になります。逆に残高が減っていれば許容損失額も小さくなります。

例:$100,000口座で前日利益が出て残高が$105,000になった場合 → 当日の許容損失額は$105,000×5%=$5,250

②含み損も即カウントされる ポジションを保有中の含み損も日次DDに含まれます。「決済していないから大丈夫」という認識は誤りです。ポジションを保有したまま含み損が5%を超えると、その時点で失格です。

日次DDの詳細な計算方法と実践的な管理方法はこちら。 → FTMOドローダウンルール完全解説

全体最大損失(-10%)

口座の有効証拠金(equity)が初期残高の90%を下回った時点で失格です。

$100,000口座の場合、equityが$90,000を下回ると即失格。こちらも含み損込みで計算されます。

日次DDと全体DDの違いをまとめると:

日次DD(-5%)全体DD(-10%)
基準その日の開始残高初期残高(固定)
含み損含む含む
リセット毎日リセットリセットなし

FTMOトレーダー(合格後)の追加ルール

チャレンジ・検証を通過してFTMOトレーダーになると、標準口座では以下の3つの制限が加わります。

経済指標前後2分間のトレード禁止

指標発表の2分前〜2分後の間、対象商品への新規エントリー・既存ポジションの決済が禁止です。この時間帯にストップロスやテイクプロフィットが自動発動した場合も違反になります。

対象となる主な指標と商品は以下の通りです。

通貨・商品対象指標
USD関連(FX・Gold・米国指数)FOMC金利・雇用統計・CPI・GDP速報
EUR関連(FXのみ)主要リファイナンス金利
GBP関連(FXのみ)政策金利・CPI
CAD関連(FXのみ)BOC金利・CPI・雇用
AUD/NZD関連(FXのみ)政策金利・CPI・GDP
原油原油在庫

指標カレンダーはFTMO公式サイトで確認できます。指標の当日は朝イチに必ず確認する習慣をつけてください。

週末のポジション持ち越し禁止

金曜日の市場クローズまでにすべてのポジションを決済する必要があります。週をまたいだポジション保有は違反です。

ロールオーバーから2時間超のポジション持ち越し禁止

夜間ロールオーバー(市場の日付切り替え)から2時間を超えてポジションを保有することも禁止です。スイングトレーダーはこのルールに特に注意が必要です。

これら3つの制限をすべて回避したい場合は「スイング口座」を選択してください。 スイング口座はレバレッジが30倍になりますが、指標・週末・ロールオーバーの制限がすべて免除されます。

禁止取引・禁止手法

マーチンゲール

負けるたびにロットを増やして取り返す手法は禁止です。ただし、同じロット量でのナンピン(ポジションの追加)は認められています。ロットを増やさなければ問題ありません。

ティックスキャルピング

1ティック単位の極超短期売買は禁止です。通常のスキャルピング(数秒〜数分)は問題ありません。

コピートレード・ミラートレード

他者のシグナルをコピーするトレードは禁止です。自分のトレードを複数口座で同時実行する場合も、コピートレードとみなされるリスクがあります。

EA(自動売買)の注意点

EAの使用自体は認められています。ただし市販・サードパーティ製のEAをそのまま使用すると、コピートレードとみなされるリスクがあります。同じEAを使っている他のトレーダーとのシグナルが一致するためです。

EAを使う場合は自作EAを推奨します。

▶ ルールを確認したらチャレンジへ FTMOの公式サイトへ

注文・ロットに関するルール

項目制限
1回あたりの最大ロット50ロット
1日あたりの最大注文件数2,000件
同時保有ポジション数制限なし

高頻度取引EAを使用する場合は注文件数の上限に注意してください。サーバーに過剰な負荷をかけた場合、FTMOからEAのパラメータ調整を求められることがあります。

1-Stepチャレンジのルールの違い

1-Stepは2-Stepと比べてルールが異なる部分があります。

ルール2-Step1-Step
日次最大損失-5%-3%
全体最大損失-10%トレーリング方式(EOD)
最低取引日数4日規定なし
フェーズ数2段階1段階

1-Stepは一見シンプルに見えますが、日次DDが3%と厳しく、全体DDもトレーリング方式(含み益が出るたびに基準が引き上がる)のため、実際の難易度は高めです。初めてのチャレンジには2-Stepを推奨します。

まとめ:ルールを覚えてから挑戦する

FTMOのルールで特に重要なのは以下の4点です。

  1. 日次DD -5%は「その日の開始残高ベース・含み損込み」
  2. 全体DD -10%は「初期残高ベース・含み損込み」
  3. 合格後(標準口座)は指標・週末・ロールオーバーのトレードが禁止
  4. EAは自作を使うこと

これを正確に把握したうえで挑戦するのと、なんとなく挑戦するのとでは合格率が大きく変わります。

攻略法の詳細はこちらでまとめています。 → FTMOチャレンジ攻略|$200K合格者が解説

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松風が実際に使っている手法はこちらで公開しています。

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